NPO法人の決算書の見方と経営の視点2

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NPO法人の決算書の見方と経営の視点2

 おはようございます。本日から、投稿記事の全文を掲載することにします。

 家の庭には、毎年チューリップの花が春先に咲き始めます。チューリップもユリと同様、球根ですから一度植えると、毎年同じ場所に同じように咲きます。

 チューリップは色の種類が多く、カラフルな色で私たちの目を和ませてくれます。このブログの背景画にもなっていますが、どちらかと言えば、淡い色の方が好きです。白系統で、ムラサキとのミックスや淡いピンクも良いですね。

 でも、花の寿命は桜と同様に短いです。ほんの短い間に一気に咲く姿が何とも言えないはかなさを醸し出しているかもしれません。今日も張り切って元気に行きましょう。

(要旨)
①ボランティア活動という無償の行為は、通常決算書に反映させない
②NPO法人の設立経緯や制度の趣旨を金額で積極的に開示する
③ボランティア活動を金銭価値に換算することの経営的意味とは

 さて、本日のテーマは「NPO法人の決算書の見方と経営の視点2」です。前回、NPO法人の決算書は通常、NPO法人会計基準に準拠して作成されるが、NPO法人の固有の事項が加味されることをお伝えしました。今回から、NPO法人の決算書における固有の事項と経営の視点についてお伝えしたいと思います。

①ボランティア活動という無償の行為は、通常決算書に反映させない

 法人の決算書は通常、実際に金銭のやり取りがあったものを表示します。つまり有償を前提にしたものです。もちろん、無償で資産を取得したり、贈与を受けたりした場合は、それを評価して会計処理します。

 たとえば、無償の土地の譲渡を受けた場合、その土地の時価を評価して資産に計上します。これは、無償であっても金銭価値に換算できるものは会計処理すべきというもので、企業会計原則で規定されている会計処理の考え方です。NPO法人もそれに従った処理をします。

 一方、NPO法人は無償のボランティア活動から始まったという制度の趣旨からして、ボランティア活動がNPO法人を支える大きな原動力になっていることがあります。ですが、ボランティア活動を金銭価値に換算するのは困難です。

 何故なら、ボランティア活動はカタチのないものですし、もともと無償の行為を金銭価値に換算する考えがありません。むしろ、無償の行為をお金に置き換えること自体がいかがなものかと言われそうです。

②NPO法人の設立経緯や制度の趣旨を金額で積極的に開示する

 しかし、NPO法人の設立経緯や制度の趣旨を積極的に公表し、多くの賛同者や協力者を得ようという考え方も出てきます。それをNPO法人の決算書の中で、何とか表現できないかという要請があります。

 今、全国のNPO法人が熊本地震の被災者のために有形無形の支援をしています。その中で、全国からボランティア活動をするために熊本入りして、地域の方々のために多くの汗をかいています。こうしたボランティア活動は当然無償です。

 でも、それを言葉や写真等で表現するだけでなく、これだけの活動をしていることをお金に換算して表現できないかという声があっても不思議ではありません。その活動規模を金額という共通の物差しで表示することにより、NPO法人の活動を知らしめるのです。

③ボランティア活動を金銭価値に換算することの経営的意味とは

 では、ボランティア活動を金銭価値に換算するにはどうすれば良いのでしょうか。ボランティア活動は、人が労力を無償で提供する行為ですから、もし、これを有償で支払う場合は、パートやアルバイトと同様、時間単価×時間数=人件費となります。

 そうすると、時間単価は一定の単価を設定すれば良いのですが、時間数はどうでしょう。パートやアルバイトのように、定型的な業務を時間を決めて測定することができますでしょうか。これはなかなかハードルが高いです。

 特に、ボランティア活動の業務内容は様々ですから、業務ごとに時間単価を設定することは容易ではなく、さらに、時間管理がとても難しいです。多くのボランティア活動する人の業務内容と従事時間を管理で来て初めて金銭価値に換算することが可能となります。

 ですが、絶対に無理かというとそういう訳ではありません。あらかじめ、ボランティア活動の業務内容と業務量を計画し、業務内容別に時間管理をする仕組みを作ることができれば、後は運用次第です。

 つまり、いかにボランティア活動をマネジメントするかにかかっています。ここで言うマネジメントはボランティア活動を効果的効率的に動かすための管理の一環として、人別時間管理をすることも含まれます。

 これにより、時間管理の一環として、ボランティア活動を実施した人の時間集計が可能となり、金銭価値に換算するシステムを設定することができます。実際の運用は大変だと思いますが、トライする価値はあると思います。鍵は時間管理をする仕組みづくりです。次週に続きます。