2016年3月2日(水)
おはようございます。また、寒さがぶり返していますね。3月になったというのに、春はまだもう少し先のようです。もうちょっとですね。今日も元気で張り切って行きましょう。
(要旨)
・資金調達の関係性は社会起業家のビジョンミッションに行き着く
・事業を始める際の熱い想いをもう一度棚卸をするところから始まる
・資金の調達は、社会起業家のビジョンミッションを達成するための手段であり、それをあらためて確認できる時間と場を提供してくれる
さて、本日のテーマは「資金調達をする前にすべき大事なこととは」です。前回、資金調達の優先順位付けの中で、「社会起業家の資金調達の優先順位付けは団体との様々な関係性の中で、最適解を探る」とお伝えしました。http://blog.canpan.info/kin-cpa/daily/201602/24
その関係性とは、社会起業家のビジョンミッションに行き着きます。すなわち、何故、その事業をするのか、その目的は何か、何に焦点を当てて実施するのかなど、事業を始める際の熱い想いをもう一度棚卸をするところから始まります。
特に、社会起業家は多くの関係者から資源を得る必要があります。そのためには、自らのビジョンミッションを掲げていかに共感と協力を得るかにかかっています。この点、事業を開始したときと現在の状況を比較した時、思いのほか、最初の想いと異なる事業になっていることがあります。
また、場合によっては、何のためにという目的が微妙に変わっていたり、無意識のうちに現在の事業活動と当初のビジョンミッションがずれていたりすることがあります。
もちろん、ビジョンミッションだけでは事業継続できません。それを達成する際の具体的な行動が伴って、初めて意味を持ちます。そして、自らの熱い想いを達成するための資金を調達することができます。
資金の調達は、社会起業家のビジョンミッションを達成するための手段であり、それをあらためて確認できる時間と場を提供してくれます。そして、年数が長い団体ほど、資金調達の選択肢の引き出しをたくさん持ち、その達成する方法を見直す機会を増やすことができます。
ぜひとも資金調達をビジョンミッションと関連付けして、実行してみてください。そして、ビジョンミッションを再確認してみてください。きっと新たな発見が見つかります。
http://blog.canpan.info/kin-cpa/daily/201603/02