2016.3.9(水)本日のブログを更新しました

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2016.3.9(水)本日のブログを更新しました

2016年3月9日(水)
 おはようございます。今朝起きると、最初から鼻がむずむずしています。すでに花粉症の季節ですが、みなさんは大丈夫ですか。私は、鼻炎系の花粉症で朝から尾籠な話で恐縮ですが、鼻水が止まらなくなります。とはいうものの、今日も元気で張り切って行きましょう。

(要旨)
・銀行は金融庁から融資拡大を強く要請されている
・銀行は職員不足で満足に融資拡大する体制になっていない
・銀行は融資する目利き力が減っている

 さて、本日のテーマは「銀行から融資を引き出す際の重要事項とは」です。前々回、資金調達の優先順位の中で、「融資という資金調達を有効活用することも選択肢に入れるべき」とお伝えしました。http://blog.canpan.info/kin-cpa/daily/201602/24

 寄附(出損)、会費、補助金・助成金などの組み合わせの中に、融資を含めて考えてはどうかということでしたが、実際に銀行から融資を引き出すためには、何に留意すればよいのでしょうか。そのためには、銀行の内部事情を知る必要があります。本日はその一端をお知らせします。

1.銀行は金融庁から融資拡大を強く要請されている
 銀行というのはどこを向いて仕事をしているのでしょうか。取引先でしょうか。投資家でしょうか。いや、正解は金融庁です。彼らは何より金融庁が怖いのです。

 なにしろ、生殺与奪の権力をもっているので、金融庁には逆らえません。ですので、金融庁から言われたことは、必死で対応することを余儀なくされます。その金融庁が融資要請の大合唱をしています。

 金融庁はアベノミクスに貢献しなければならないので、安倍さんの政策を必死で実行しますが、それが中小企業に焦点を当てた融資拡大です。このため、銀行に融資を増やせと命令するのです。最近では日銀のマイナス金利が話題になっていますね。

 銀行が日銀に預けているのに、マイナス金利ですから預けている方が金利を払わなければならないという、前代未聞の状況です。そうでもして、銀行に日銀に預けるよりは融資をいやでもさせようとする政策です。

2.銀行は職員不足で満足に融資拡大する体制になっていない
 では、肝心の銀行は融資を拡大させているのでしょうか。ここでは、中小企業の融資に焦点を当てると答えはNOです。特に、地銀、信金など地域の銀行は職員を一定数減らしている中で、以前とは比較にならないほど業務が多様化しています。

 預金獲得はもちろんのこと、国債の販売や保険など手数料取引を増やせと言われているので、時間のかかる融資には、なかなか時間を割くことができないのが実情です。地域の地銀信金の融資部門はありますが、役席という管理職の他に営業行員数人で構成している銀行も少なくありません。

 支店によっては結構広いエリアを管轄してるところもあり、どうしても業務の優先度を考えると比較的結果が出やすい業務を手掛けることになります。ですので、なかなかそう簡単には融資を拡大する体制にはなっていないと思われます。

3.銀行は融資する目利き力が減っている
 融資をするのに従来のような担保至上主義では通用しない時代になっています。金融庁が担保だけの融資はダメと言っているからです。ですので、知識と経験が必要は融資業務は以前よりハードルが高くなっているのです。

 一方、上記のように融資をするには知識と経験が必要であり、融資先の決算を含む状況を把握するには時間がかかります。特に、中小企業は融資が欲しいがために決算書のお色直しをすることも少なくないので、決算書から融資先の経営実態を把握する目利き力が重要になってきます。

 この目利き力はそう簡単には養われません。何度も失敗して場数を踏むことが求められます。ですが、先ほど言いましたように時間がかかるために、そのために時間を割く余裕もなく、全体として、銀行の融資先に対する目利き力は減少しているものと思われます。

 以上、最近の地域の銀行の状況の一端を独断と偏見でお伝えしました。当たらずとも遠からずというところでしょうか。では、こうした銀行の内部事情を踏まえて、銀行から融資を引き出すためにはどうすればよいのでしょうか。次回に続きます。