おはようございます。今朝は雨からのスタートです。今週はまさに梅雨の典型で、しとしとながーく雨が降り続くようです。さて、昨日は、山科に行っていました。JR京都駅から1駅です。駅から北はすぐに山が迫っており、京都の典型的な盆地スタイルですね。
街並みは古民家から最近のビルまで街道沿いにたたずんでおり、その取り合わせが何とも言えない雰囲気を醸し出しています。新しいものと古き良きものとのバランスが絶妙です。今年から、仕事で訪れているのですが、好きな街の一つになりそうです。今日も元気で張り切って行きましょう。
(要旨)
①法人設立の際に構える事務所は様々
②どこで事務所を構えるかはとても大事なこと
③次のステージをイメージする
さて、本日のテーマは「法人設立の場合に気を付けることは?4」です。前回、法人設立の際に当面の資金をどうやって工面するのかを考えましょうということについてお伝えしてきました。今回は、法人設立の際に構える事務所のことをお話ししたいと思います。
①法人設立の際に構える事務所は様々
法人設立の際に構える事務所はどうしていますでしょうか。これは起業するスタイルとの関連が大きくものを言います。通常、何人かで事業をするのであれば、こじんまりしていても、何人かで仕事するスペースを確保できる事務所を借りることになります。
逆に、当面は1人で十分な業種、たとえば、士業やコンサルタントのような個人事業主であれば、レンタルオフィスやバーチャルオフィス、あるいはシェアオフィスなどもあります。SOHOのような1人親方の仕事をするのであれば、自宅からスタートするケースもあると思います。
いずれは、誰でも自分の城としての事務所を持ちたいと思いますが、何せ、当初は資金に限りがありますので、できるだけ経費を抑えたいところですが、一方で、信用のことを考慮することも求められます。
②どこで事務所を構えるかはとても大事なこと
どこで事務所を構えるかはとても大事なことですね。特に、対外的に信用してもらうためには、多少無理してでも交通の便が良いという利便性を重視し、そこに集まる業種や機関が近しいなどいくつかこれは譲れないという要素があると思います。
たとえば、弁護士事務所や行政書士事務所であれば、同業者が集まっている場所として法務局や役所に近いところに入ることはよくあります。業種でなくても、ビジネス街として、多くの人が出入りする主要な駅に近い場所を選ぶこともあります。あるいは、お店を出す場合は、立地をいの一番に考えるでしょう。
このように、自分の商売との親和性を考えるとおのずと条件が絞られてきます。いろいろな制約条件の中で、どこをどのように選択するか。ターゲット顧客がその事務所をどう見るかは、事務所の信用にも関わってきますので、大体この辺というのが決まってくると思います。
③次のステージをイメージする
いったん、事務所を決めるとそこに活動の拠点ができますので、そこからの事業を開始することになります。事業が軌道に乗ってくると、やがて事務所が手狭になってきます。
業種によっては、同じ場所に何十年と変わらない事務所もありますが、そこは、業容拡大すれば、次のステージとして、新しい事務所のことを考えることが多いのではないでしょうか。
ですが、そこは事業との兼ね合いです。言うまでもなく、事務所は固定費として相当の経費がかかりますので、業容拡大と言っても、それが中長期で継続できるかどうかの見極めが必要です。この辺は、将来の事業計画をどう描くかにより変わってきますので、しっかり足元を見たうえで、慎重な対応が求められます。
いずれにせよ、事務所は法人の顔という側面がありますので、こだわるところはとことん、こだわりたいですね。次のステージに向けて、事務所を変えることが事業の大きな節目になるということを実感できればと思います。