法人設立の場合に気を付けることは?6

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法人設立の場合に気を付けることは?6

 おはようございます。梅雨の最終コーナーに来ているようですが、早朝の大雨から目が覚めました。参議院が終わったと思ったら、次は東京都知事選ですね。例年、東京都知事選は多くの立候補者が出るのですが、今回もそのようです。

 何と言っても日本の首都ですから、予算規模ではそこそこの規模の国の予算に匹敵しており、巨額のヒトモノカネを動かします。基本、首長は大変大きな権力を持ちますが、東京は半端やないです。それだけに首長の行う施策は影響力があります。

 最近はスキャンダルがらみで途中離脱の人が多いので、今度はしっかり腰を据えてやってもらいたいものですね。私の知り合いも立候補しますので、注目しています。今日も元気で張り切って行きましょう。

(要旨)
①法人設立の前後で入手しておくべき情報は様々
②本業とそれ以外の時間の掛け方を決める
③優良な情報のネットワークを構築する

 さて、本日のテーマは「法人設立の場合に気を付けることは?6」です。前回、法人設立の際に働く人々が法人設立の理念や目標を共有し、それを達成するための役割分担が大事であることをお伝えしてきました。今回は、法人設立の際に入手する情報のことをお話ししたいと思います。

①法人設立の前後で入手しておくべき情報は様々

 法人設立の前後で入手しておくべき情報はどんものがあるでしょうか。巷には雑多で多くの情報が溢れています。本業に関わる情報はもちろん、法人設立の際に必要なヒトモノカネに関する情報は最近の起業家支援のサイトや出版物はいくらでもあります。

 実際、情報がありすぎて多くの情報の中から選択するのは大変です。本業のことはある程度眼鼻が利くでしょう。これまでの経験がものを言うので、何が良くてダメなのかの峻別は比較的容易です。そうでないとやっていけないからです。

 ですが、それ以外のことは、そう簡単ではありません。たとえば、法人設立の場合に会計や税務の業務を自分でする場合は、どんな会計税務システムを入れたらよいか、自分でしない場合はどの税理士に依頼すればよいかなど情報を集めることになります。これも多くの情報がありますので、それを見分けるのは大変です。

②本業とそれ以外の時間の掛け方を決める

 そうすると、自分では判断するのが難しい場合は、人に聞くかセミナー等に参加して情報を新たに入手するかを決めなければなりません。自分の知っていることは大方の検討はついても、知らないことを把握するには時間がかかります。

 この時間軸をどう考えるのか思案のしどころです。餅は餅屋ということで、あっさり知っている人に任せるのもありますし、自分で入手するのもあります。この辺は、時間とお金とのバランスにかかっています。

 的確で良い情報にはそれ自身に価値がありますので、通常、コストがかかります。それを惜しむ場合は時間をある程度犠牲にする必要があるかもしれません。逆に、そこは割り切って時間をお金で購入する、つまり、投資と考えてあっさり手に入れることも可能です。

③優良な情報のネットワークを構築する

 こうした情報の入手の仕方は、つまるところ、経営者としてのマインドや判断に委ねられます。そこは優先順位の問題ですから、事業開始を効率的にスタートダッシュさせるための優先順位を決めることになります。

 その際、可能な限り、優良な情報のネットワークを構築することをお勧めします。所詮、一人でできることは知れていますので、自分は知らなくても優良な情報を持っている人と関係を構築すれば、比較的簡単にかつ確実に良い情報に当たる確率が高くなります。

 ただ、優良な情報のネットワークを構築はそう簡単にはできません。自分もそうした情報を持ち、相手に提供できて初めて効果を享受することができます。他の人にはない、あなただけが持っている情報、それはこれまでの経験で裏打ちされたノウハウの一端かも知れません。

 あるいは、他の人から入手した情報を自分なりに咀嚼して、そこに異なる価値を付加してオリジナルの情報にすることもあります。こうした情報を多く持てば持つほど自然と人は寄ってきますので、自分もそのような情報を提供できる立場になりたいものですね。

 法人設立の前後でそうした機会をできるだけ持ち、優良な情報のネットワークを持つことを意識すれば、それ自体が財産になります。こうした小さいことの積み重ねが、知らず知らずの間に大きな差となってくると思います。